黒法師岳(南アルプス深南部・静岡県)
2004年11月6日〜8日
行程: 野鳥の森−麻布山−前黒法師山−バラ谷の頭−黒法師岳−等高尾根−黒法師岳登山口 
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南アルプス深南部の山行きは静岡県水窪町の野鳥の森から出発です。 水窪町のタクシーの運ちゃんによると今年は暑い夏のせいで紅葉がいまいちだと言っていました...でも。

野鳥の森から麻布山へはミズナラとぶなとトドマツ・栂の原生林のなかゆるい登りの道を行きました。

道の左右に真っ赤なもみじがありました。
青空を背景に目に鮮やかなもみじの赤がありました。 ほとんど黄色の紅葉で時々もみじがあります。

麻布山1685mに到着して一休み

登山者の踏みあとが無くなり山道が見えなくなってきました。山頂にあった「ご無事で」と言う案内で「ワクワク」してきました。
1泊目は前黒法師山(1782m)の頂上、シラビソやコメツガの原生林の山頂で1泊しました。 山へ何をしに行くのか?お酒を飲みに行くところです!と言っても少し飲み過ぎです。
朝日の中出発!尾根が広いので山道がはっきりしない中を地図を頼りに進みました。 南アルプスはトドマツやツガの黒木の森です、膝くらいの高さの熊笹の道が続きました。
バラ谷の頭2010mは日本最南端の2000m峰です、向こうに黒法師岳が見えます。 黒法師岳の右上の雲の中に富士山が見えたんですよ。
水場のコル、右下の上西平沢源頭に5分下ると豊富な流れがありました。 鹿が水を飲む池、ぬた場(泥浴びの場所)があちこちにありました。
狭い尾根道には熊笹が生い茂り道がほとんど見えません。 どんどん先に行く2人を呼び止めてパチリ!
南アルプス深南部の名物鎌崩(かまなぎ)のクローズアップです、稜線の左右から崩壊が進み稜線がものすごく細くなっています。 丸盆岳(まるぼんだけ)2066m 、鎌崩(かまなぎ)方面を眺めて一休みする利直君です。
2泊目は黒法師岳と丸盆岳の間の尾根です。 熊笹の中で早めにテントの設営をしました。 テントサイトから見た黒法師岳です。
朝からガスがでたので丸盆岳は諦めて等高尾根から下山開始です。 南アルプスの山道は大きな石、松の根は少なく歩きやすい道です。
ヒメシャラの木肌です、皮がむけて色んな模様を作っていました。 下山途中の視界が開けたところから林道が見えてきました。
ようやく黒法師岳登山口の林道に降りて来ました。
林道から素晴らしい紅葉が続いていました。 道を曲がると新しい紅葉が見えました。
トドマツの緑、ぶなの木系の黄色、もみじの赤のコントラストがとても綺麗です。
東俣沢ぞいの紅葉はこの秋一番の思い出となりました。